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展覧会一覧

略 歴
東京生まれ
女子美術大学デザイン科卒業
グラフィックデザイナーとして広告代理店に勤務
1981 -87 英国在住
1981 -83 Sir John Cass College, Morley Collegeに学ぶ/ Terry Greaves, Norman Ackroy d, Chris Orr に師事
1986  Central Saint Martins College of Art & Design大学院修了(ロンドン)

所 属
春陽会
日本美術家連盟
英国版画協議会
JDA(女子美デザイナース協会)

個展・主な展覧会
1984〜2010 The Royal Academy Summer Exhibition
1985      ロイヤルアカデミー オブ アート ドロイ―ング 水彩部門賞(BBC ロンドン)
1985〜1995 Artist Prints at the Royal Festival Hall (Print Maker's Council,ロンドン)
                    現代版画コレクション(Gallery Regatta,サーレイ)
1986      ロイヤルソサエティ オブ ペインター エッチャー エングレイバー(Bankside Gallery,ロンドン)
                    ハンティング アートプライズ(MoleGallery ロンドン)
                    4 人展 (Ice House Gallery, ロンドン)
                    London Institute Selection of Work(National Theatre, ロンドン)
                    Kew Studio 作家展(Smith's Gallery, コベントガーデン、ロンドン)
1987       英国現代版画の展望 (CCA C Design center Gallery, サンフランシスコ)
                    現代版画・陶芸 セレクション(Wandle Gallery, サーレイ)
1988〜2010 春陽展(東京都美術館, 国立新美術館)
                    '92,'94,'95 奨励賞、'98 第75回 春陽展賞(岡鹿之助賞)

ほか、アメリカ・ヨーロッパ・日本を含むアジアの各国で個展やグループ展を行っている。またART BOX からは画集「自然 の詩を描く」が刊行されている。

>>>より詳しい展覧会履歴を見る

 インタビュー

制作で心がけている点について、お聞かせください
ここ数年「実り」をテーマに制作している。万物の実り、それは人として美術家としての夢と願望の道程を自分自身にも揚げ課した道標といえるでしょう。

絵を描くという事は常に自分自身との真剣勝負だと思っています。 自己の内面に素直に向き合う事で、日々の感動、経験を非日常的な形で、言葉を超え、絵の中に表現し、人々に伝えられればと思い描いています。

私の中での版画は一つの表現手段です。版の凹凸により硬質なプレス機の圧力で紙にくい込ませ写し取るというプロセスの中で出来る力強くも繊細で美しい線とそのマチエール、制作過程の中で更にふくらみ、構築され育まれるイメージ、彫りと刷りの絶妙な間合いの中でおきる失敗と発見が日々の私の制作活動に欠かせないステージでもあります。

版を使っての間接的なプロセスに、更に直接的なプラスアルファ要素を加える事でその枠を超え、可能な限り絵画に近い表現をもって制作したいと考えています。
特に物の背景にある空気感、マチエールを大切にしています。色は、私の中では極めて感覚的、音楽的で水の様な要素の一つです。
ここ数年、ブロンズ、立体も手掛け、幅広い制作活動を心掛けています。又、ロンドンを中心に海外での個展等の発表を心掛けていますが、今後も積極的に制作発表の場を拡げていきたいと思っています。

本展示の見どころは?(一番見てほしい作品、苦労した点など)
三人展「華・実・相」では、絵画、ミクスト、版画、(具象、抽象、半具象)とそれぞれ三人三様の表現でありながら、たまたまですが、テーマを共有しているところが、特色となったと思います。
私の作品の中では、実りへの想いをのせて(木版、銅板)銅板の色の強さと木版の彫りの良さを引き出せたと思っています。

実りの詩X(木版、銅板)も同様

森への扉(ミクストメディア)小品ながら、色から少し離れ、白い色調の中にほんのりと色を感じさせる画面の中にエンボス、レリーフの船を入れ制作し、うまく表現出来たと思っています。微妙な色合いに苦労しました。
実る時を待つ(ミクストメディア) カラフルですが、色は優しく、日頃のテーマを、版、コラージュ、モノタイプ、パステルドローイング等を駆使し、軽妙なタッチの中に自分らしさを反映出来た作品だと思います。
燃ゆる山(銅板)、名残りの色(銅板)は小品の中でも人気の高い作品です。
紫は私が必ず使う色ですが、今回は小品、夢路W、Xで大好きな紫を使いました。シンプルでソフトな作品となりました。
飛び立つとき(木版)木版で制作しました。色とイメージが好きです。 夏の終わりに(ミクストメディア)小品ながら、メッセージが込められている作品です。

今後制作していきたいこと、モチーフ等がありましたら教えてください
今後もテーマは今迄同様、一つのところに止まらず、版の領域を超え、多種多様に自由に表現、制作していきたいと思っている。
ここ数年手掛けている、立体、ブロンズ等も私の大切な表現手段でもある。今後も続けて制作していきたいと思っている。