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出版相談
1971 東京生まれ
1994 多摩美術大学彫刻科卒業
1995 二科展入選(以降4年間入選)
1996 多摩美術大学大学院彫刻専攻修了

主な展覧会
2003 メタル・アート・ミュージアム「The Body Wall」
2004 ギャラリー巷房「The Vascular System」
2004 千葉アートフラッシュ
2006 ギャラリー四門「The Awakening/ギャラリー伺「The Revelation」
2006 CAFネビュラ展(埼玉県立近代美術館、以降2008年も出品)
2008 ギャラリーQ「Dichotomic Structures」
2009 Tentoonstelling 4DELFT/2nd World Art Delft Poetry II - World Art Delft(オランダ)
他、シンポジウム、舞台彫刻制作、講演 等多数

主宰
2006年〜 ギャラリー四門(横浜/石川町)
2000〜2003年 ギャラリー棲山荘(横浜/中華街)
制作のコンセプト
人体をモチーフとしたインスタレーション、木によって造形されたはかなくも力強い人体を制作しています。 その作品の最大の特徴であるその制作技法は、一本の樟(くすのき)をノミによって彫り出し、中身をくり貫き、ごく薄い木のボディを作り上げていくところにあります。 解剖学を学び、人体を表面のみならず内面からもデッサンしたその人体の形に、高い精神性を追求し、生きるとは何か、魂とはどこに・・・混沌とした現代に生きる我々に問いかけることが、制作におけるコンセプトです。 自分が死んで後、100年ほどたってからでも評価の対象になる作品を残せるようにする目的で制作しています。

素材、そして作品と展示空間について
素材は、基本的に作品や空間、コンセプトによって選びますが、なるべく実在のものを使うようにしています。 木、各種鋼材、石等。着色材などは、耐久性が高いので、なるべく自然のものを選び、退色、劣化が激しい石油化学燃料系の材料の使用は避けるようにしています。 展示空間に関しては、空間演出自体、ある一定の広さの「場」そのものが作品であると考えていて、吊るという行為に関しても、重力と存在の関係性を示唆し、その他いろいろなコンセプトを入れています。

人体への飽くなき探求
人体に関しては、美大受験の時より、石膏像よりもむしろ裸体のフォルムや存在感に興味がありました。 自然のフォルムは、人工物では作り出せない独特のフォルムを持っているので、その頃から人体のフォルムには関心を持っています。 また、身体と作品の関係において、作品のサイズの大きいものは、基本的に等身大にしています。鑑賞者や作者が自身を投影できるサイズだからです。 五感に関して現在研究中で、これからに興味のある方向性です。今後は、さらに五感にうったえる方向の作品を展開したいと考えています。

出品作品をピックアップ
作品一覧はこちら
Dichotomic Structure
「Dichotomic Structure」\840,000-

「A-UN」(一対)
「A-UN」(一対)\157,500-


編集後記
常に真摯に人体へアプローチし続けている作家の視線は、常に冷静、かつストイックです。 そのいい緊張感は、作品を通して精神性までも感じさせます。 重力に逆らい浮遊する人体造形は、見る者の心に、不思議な余韻と共に強く残ることでしょう。