TOP PAGE
   
書籍・ポストカードブック
作品
ギャラリー
エージェントシステム
アートスクール
公募展
コミュニティ
Googleでサイト内検索
書名・作家名
作品・作家を探す


参考作品を除く
条件を指定して探す


NEW ILLUSTRATORS FILE vol.5掲載作品

今回ご登場いただくアーティストは阿部君恵さん。擬人化された動物、とりわけ犬をモチーフにした作品は、ときにキュートだったり、ときにペーソスあふれる姿がにじみでていたり、味わい深いものばかり。「あっ、こんな人いるよね」と言ってしまいそうなほど。もしかしらた深い洞察力の持ち主なのではと思い、興味津々、お話しをうかがいました。


略歴:東京都生まれ。女子美術大学短期大学卒業。2004〜06年グループ展(青山・銀座・京橋)。■主な画材:アクリルガッシュ・Photoshop■制作期間:1日〜■データ入稿:可能■得意なタッチ:動物、キャラクター(線画にPhotoshopで彩色したもの)■今後挑戦したい仕事:絵本、装幀画、広告、キャラクター■クライアントにひと言:ご要望にそえられるよう最善をつくします。

Q1.New Illustrators FILE 掲載後の反響はいかがでしたか?
ほんの少しありました。Q2.その他に仕事を得るための、特別な営業活動はしていますか?
特別なことはしていませんが、持ち込みをしたり、グループ展に出品しています。Q3.作品を制作する上で気をつけていることは?
目的を考え、よりよい効果が出るように構成することです。それでいて、ちょこっと遊びを入れることも忘れないようにしています(笑)。

Q4.犬を中心に作品を描いていらっしゃいますが、ご自身では犬を飼ってらっしゃいますか?また、その犬のキャラクターは作品に反映されていますか?
はい、困った顔をした犬を飼っています。少しは出てると思いますが、飼い犬、また動物に限らず、困った悲しい感じに惹かれるせいか、猫背気味性格のキャラクターになってしまってます。ファイター系にはならないですね。

Q5.作品は、擬人化された動物が多いですが、モチーフの参考として人間観察をすることが多いですか、それとも動物観察をすることが多いですか?その理由もあわせておこたえ下さい。
モチーフの参考としてあらためて観察することはないです。実質、擬人化なので動物の形態をおおまかにチェックするくらいで、中身(目つきや表情などの感情)は、今まで見て来た人間になってると思います。自分の中に蓄積されたものは範囲が狭いので、これからも映像・写真はもとより直に意識して観察しようと思います。

Q6.これから描いてみたいモチーフはなんですか?
情景を含め、もう少し広がりや空気間を出したいと思っていて、タッチを変えてみたり試行錯誤、継続中です!

Q7.影響を受けたアーティストや物事はありますか?
オッ!と釘付けになるタイプがまちまちで特定できませんが、観る作品すべてに感動してしまっているので、見た目には出てなくても影響を受けているアーティストや物事はたくさんあると思います。
Q8.これだけは他人に負けない!というものがあったら。

あまり考えたことがないですが…、自分で納得がいくまで物事に対処するところ。

Q9.クライアントへの自分のPRポイントを教えて下さい。
ちょっと変わったおかしな"間"と雰囲気を大切にしながら、いろいろなシチュエーションに対応出来ると思います。Q10. これから挑戦してみたい仕事を教えて下さい。
今は何でも挑戦したいですが、最適な分野をそろそろ見付けたいと思っています。

「困った顔をした犬」を飼っているという阿部さん。ご自身では「蓄積された範囲が狭い」と謙遜されていますが、作品から受ける印象はやはり"深い洞察力"をお持ちの方だということ。イッセー尾形の一人芝居にも通じるペーソスと、阿部さんの中で生まれた、やるせない可愛さが上手くミックスされたキャラクターは、今後どのような展開へ進んでいくのでしょうか。絵本や広告のキャラクターとして、メディアに登場して欲しいと思う阿部さんの描くキャラクターの未来が楽しみです。 イラスト制作依頼