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初のブラジル移民船「笠戸丸」が神戸を出港してから、
今年は100年目にあたる「日伯交流年」。移民と日系の
人々の肖像を撮り続けてきた写真家・八木仁志さんに
ブラジルでの撮影秘話など、興味深いお話を伺いました。

プロフィール
1960年東京都生まれ。北里大学病院メディカルフォトセンター・森吉高氏に師事。その後、ウエディングパレス日本閣フォトスタジオ、山神敏美氏に師事。
1995年立木寛彦、川島浩両名の推薦で日本写真家協会に入会。芸術家の作品集の撮影や個展、グループ展に多数出展。2006〜08年写真展・ブラジル移民百年の肖像「逢いたくば」を巡回(パシフィコ横浜、JICA兵庫、富士フィルムフォトサロン・六本木東京ミッドタウン)。
現在、ヴィーナスジャパン代表、日本写真家協会会員、日本写真協会会員。
2008年5月25日より個展

「逢いたくば」写真集が刊行されました今の思い
三年前、地元で小さな写真展を開催し、だんだんと大きくなっていきました。
そして、中川トミさんが亡くなられ、「逢いたくば」は終了かと思っていましたが、どんどん加速し、写真集刊行まで発展いたしました。中川トミさんに写真集を見せることが出来なかった事が、残念です。
「逢いたくば」ART BOXとの出逢いに感謝したいと思います。初めて日系人の方達と出逢った印象
私が子どもの頃に見ていた、大人の人たち(おじちゃん・おばちゃん)が居た事です。子どもから大人まで、昔の素朴な日本人と出逢った印象です。日系人の方々の笑顔の魅力
私の撮影した方々は、皆さん苦労された方々です。この苦労の果ては笑顔だと思います。特に、瞳に魅力を感じます。伝えたいメッセージ
人との出逢い。人間として生まれ、縁が生まれ、人は結びつく。
友・恋人・夫婦・子ども・家族とぐるぐると、回って行きます。
血のつながっていない、友・恋人・夫婦の互いの思いやりが笑顔につながりこれからの100年につながればと思っております。

今後の展望
どこまで出来るか分かりませんが、海外に住む日系人に残っている日本の心を写真表現してゆきたいと考えております。

 

展示作品1
この作品集で一番の重要人物といえる中川トミさんの
写真です。八木氏は笑顔を撮りたかったそうですが、
トミさんは撮影の間中 ずっと泣いていたそうです。

展示作品2
煙草をおいしそうに吸うご老人。
瞳に力強さを感じられ、とてもインパクトの強い
写真で展示作品の中でもひときわ目立っています。

展示作品3
トミさんの写真を撮り終えた八木氏がホテルの窓から
見た虹。この光景を見てトミさんの泪が果てたのだと
感じ、心が晴れたのだそうです。



「逢いたくば」ブラジル移民百年の肖像
2008年は、日本人移民が笠戸丸でブラジルに渡ってから100年の節目に当たる年。日本・ブラジル両国ではこの年を「日本ブラジル交流年」と定め、さまざまな記念式典を開催しています。
写真家・八木仁志は、日系人のいとこの急逝をきっかけに、移民の人々と彼らの子孫にあたる日系人の肖像を追いかけてきました。
温もりを感じる、ブラジル日系人の「今」を写した写真集です。

   

写真集を通して、今年がブラジル移民百年目ということを知ることが
でき、彼等の笑顔の温かさが非常に印象的でした。忘れかけてた日本の
心を教えられた気がしました。これからのご活躍を期待しております。

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