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「現代日本の水墨vol.2」の出版記念展第2弾として、水墨画家・和田洸珀さんの個展が開催されております。
水墨画だけでなく、書の方面でも精進されてきた和田さん。
他では決して聞くことのできない貴重なお話を皆様にお届け致します。


プロフィール
大阪生まれ。直原玉青に師事し、上京後、片桐白登 に師事する。
書は中川裕皓に師事。 受賞:ルーブル美術館展・プリデリオン賞、トリコロール 芸術平和賞、モナコ日本芸術祭2006・プリドヌール賞。
風流社主宰、元日本南画院同人。
2007年6月10日より個展

直原玉青先生との出会い
もの心つく頃から絵を描くことが大好きでした。
水墨画の道を決めたのは日本南画の第一人者である直原玉青先生との出会いがきっかけでした。直原先生の作品に大変感銘を受け、水墨画の世界でやっていくことを決心いたしました。直原先生からは技術的なことよりも絵を描く心を教わったように思います。その後、主人の仕事の関係で大阪から東京へ引っ越すこととなり、片桐白登先生に師事する運びとなりました。 墨の輝きに魅せられて
墨の輝きに魅せられて制作を続けてまいりました。墨の濃淡の美しさは飽きることがありません。墨が濁っていたり汚れていたりすると、心惹かれる作品を創ることはできません。墨は輝きこそが命です。一度で気に入った作品ができることは稀でして、気に入った作品が仕上がるまでは何度でも納得のいくまでやり直します。どんなに上質の紙を使用しているときでも、妥協は許さないようにしております。墨の持つ気品と格調の高さを最大限に引き出せるような作品制作を心がけております。 短歌や俳句と絵を組み合わせて
俳句のほうは「早春」という俳句の会に所属しておりました。また書のほうは中川裕皓先生に師事いたしました。俳句や短歌と絵を組み合わせた作品制作のスタイルも大変好きでして、続けてきております。
また俳画教室にて講師をさせていただいております。

無我夢中になっての制作

今回、個展を開催させていただくにあたって、小品を中心に制作させていただきました。
紙を替え、墨を替え、無我夢中になり時間一杯まで芸術のもつ創造性に浸らせていただきました。とても楽しかったです。
私はこれからも絵を描き続けていきたい。
純粋に絵を好きな気持ちを抱きながら、これからも焦ることなく一歩ずつ水墨画の世界を歩みつづけたいと思っております。

作品一覧  
裏山 参考作品
吾家の裏山です。冬になると落輝が見事に美しく絵を描かずにはいられません。真赤に燃えた太陽の美しさを描きたいと20〜30年思い続けてきて、やっと形に出来たと思える作品です。

朝の雪 参考作品
こちらの作品も吾家の裏山です。
朝、カーテンを開けると真っ白の銀世界が一面に広がっていました。この世界をどうしても描きとめたいと思い、制作いたしました。

閑 sold out
何もかも取り払い、出来る限りシンプルな表現方法を用いた作品です。墨の美しさを最大限に活かすことの出来た作品だと思っております。

現代日本の水墨 vol.2/年鑑
「現代日本の水墨vol.2」は卓越した技と美で創造を
続ける日本を代表する水墨画の作品集の最新刊です。

現代日本の絵画_vol.3/年鑑
日本を代表する日本画家・洋画家の新作を中心に多彩な表現を展望する、最新の現代絵画の作品集:現代日本の絵画 Vol.3でも和田洸珀の作品をご鑑賞頂けます。

水墨画の持つ魅力と可能性について熱く語ってくださった和田先生の姿が印象的でした。
妥協を許さないひたむきな姿勢が作品の輝きに結びついているのだと納得させられました。
これからの先生の益々のご活躍を期待しております。

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