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ART BOX写真賞で特別賞を受賞した酒本真希の受賞記念展が開催されています。 酒本の目で切り撮られた異国の何気ない街並の一角や人々のモノトーンで魅せられた写真は、美しさがありながらどこか謎めいていて、惹き付けられます。酒本さんに撮影にまつわる興味深い話をお聞きしましたので、皆様にお届けしたいと思います。

プロフィール
徳島県出身 1996年 都内某写真撮影全般を請け負う会社へ入社 ブライダル、スチール、 商品撮影、コマーシャル、報道、スタジオ撮影、暗室作業、アルバム、カタログ制作、 と、ここでの経験が現在の写真をやっていく上でのベースとなっている。 2001年 フリーとなり、各種記録撮影、店舗、ライヴ、雑誌の仕事を中心に活動する。 2003年 この時期の写真への関わり方のジレンマから仕事としての撮影に矛盾を感じ、 作品制作を兼ねEUヘ旅に出る。この時の撮影した一部が今回のportugalの作品となっ ている。 扶桑社Caz、カレッジマガジン、ぴあMOOK、DVDぴあ、 グルメぴあ、 J-POPCAFE Marvelous広告撮影、店舗撮影多数 東名阪学生就職センター株式会社、 レオパレス21等
2008.09/21よりART BOX GALLERYにて個展

受賞記念展開催にあたり、皆様へ

今回この様な賞と、記念展の機会を頂き有り難うございます。先月、同じ場所を訪れる機会があったのですが、一部の場所だけかもしれませんが、撮影した当時からかなり赴きが違っておりましてマンションの建設や、そこに生活する人の感じなど。人が一人で生きられない様に写真も一人では作品が生まれません。作品が生まれるまでに起こる出来事、出くわす風景、誰かと交わす会話、自分の心の位置、思考、それら相まって被写体が写真が生まれるのだと思います。今回の作品達は、やはりその時にしか撮れない、その時に確かに在った物語をただ静かに綴っております。観る方が、写真からその場の音や声、空気や匂いであったり、写っている以上のものを感じ取って頂けたら嬉しいです。
受賞の知らせを聞いた時連絡を頂いたシチュエーションがシチュエーションだっただけに 「何の事?」って感じでしたが、正直安心しました。
撮影地がこの場所になったのは・・・
撮影地はportugalの町や村など10数カ所でしょうか、、。今回の展示は勿論その全てではありませんが。 portugalの地にこだわった特にコレと言う理由は無いのです。ただ、元々バックパッカーだったので、特に次ここ行きたいって事でもなく、フリーで写真の仕事やっていて、ですが自分の作品が無いっ。て事で、その時の自分の精神状態からあまりハードな国は無理だな、、と。で、自分が勝手に素朴で可愛いらしい国ってイメージが付いていたportugalになりました。
モノトーンで魅せている理由
これも又、折角その部分に焦点を当てご質問頂いておりますが、特にありません。 ただモノクロに拘らず、カラーでもB/Wでも "手焼き" が好きなのです。 カラーの本格的な暗室の環境を自身で作るには無理がある点と、敢えて言うならB/Wですと観る側が情報が少ない為、より惹き付けられる何かがあると思います。
今後のこと
あまりギラギラした思惑はなく、ただ、興味が向いている事に素直でありたいし、結果写真と上手くかみ合って行ければこんな幸せはない。と常に望んでいます。

ART BOX写真賞について
ART BOX写真賞では、創造的で新感覚あふれる作品と今後の活躍が期待できる写真家を広く募集しております。入賞者へはギャラリー企画展や出版というステージを用意し、各種クライアント、メディアに向け広く発信、写真家の活動をサポートしていきます。
結果発表

「西の村のアンソロジー」と題された写真、56点の中から3点をピックアップしてご紹介いたします。作品一覧


記憶の断片#9 \15,750-
暗がりを灯す街灯、飛び立つ鳥。この2つのモチーフとモノトーンが融合され、物悲しさを感じさせる一枚です。

凪 \15,750-
逆光に照らされ、光と影の美しさが際立ちながらも、頭に荷物をのせた小太りの女性の存在が微笑ましさも感じさせます。

Por que? \15,750-
ポルトガルの現地の人々のありのままの姿を感じます。この年輩の女性達の背景をも想像を巡らせます。

ポルトガルの街並、人々がモノトーンの写真で美しく魅せてくれる酒本さんの作品。現地の温かな空気感が作品を通じて伝わり、ポルトガルへの興味を沸せてくれました。これからも世界の国々の写真を私達に届けていただきたいと思います。

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