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初のジュエリー個展の開催にあたり、プレシャスメタルクレイを使ったジュエリーデザイン・製作の分野で活躍するジュエリーアーティスト:北山博司さんをお迎えしてお話を伺いました。純銀粘土を使ったジュエリー製作の指導も熱心で、ART BOX主宰のアートスクールa:B clubでは、プレシャスメタルクレイコース講師でもあります。今後の展望など貴重なお話をお届けいたします。

プロフィール
兵庫県芦屋市出身。1983年ヒコ・みづのジュエリーカレッジ 卒業。1992年PMCと出会い、カルチャー教室を中心に活動を始める。1995年台湾三越プライベートブランド:HIRO展開。銀座松屋など個展多数。手工芸展読売新聞社賞。日本貴金属粘土協会理事。ステューディオ コリエ主宰。
2006.4/3よりART BOX GALLERYにて個展

小さなもの、金属に対する興味
小さい頃から手先が器用で、小さな物を加工するなど細かい作業が得意でした。でも、初めから「ジュエリー」というところまで考えてはいませんでした。金属で何かを作りたかったというのはあります。特にその「永遠・不変」である金属の特性に惹かれました。そして学校に入り、彫金の専門的な勉強(デザイン・製作)を始めたのですが、そこで宝石の美しさに心を奪われ、気がついたら宝飾の世界にのめり込んでいました。純銀粘土との出会い
長い間、デパートのオーダーなど彫金技術で仕事をしておりましたが、銀粘土の発明を聞いてその素材を初めて使ったとき、すごくおもしろい、と感動しました。金属なのに柔らかい、という素材感がとても衝撃的に感じられたのです。今まで彫金やロストワックスなどで学んだ技法では表現できないことが、この銀粘土で可能です。作り手の雰囲気が作品にそのまま反映し、自分のイメージがますます膨らんでゆくような魅力があります。ジュエリーは奥深い世界なのですが、銀粘土で製作することによってその導入部分が何よりも易しいということが特徴でしょうね。今回の出品作品シリーズについて
今回出品した作品の特徴はシルバーにガラス質のようなもので着色をほどこしていることです。玉虫色など不思議な色合いがシルバーの地金の上にのっています。この着色技法は私が長年研究しているもので、シルバーが透けるほどの薄い着色コーティングなのですが、強烈な色や光が出ます。色が思い通りに出てくるかは、窯を開けてみないと分かりません。ですから、今回のシリーズは製作時の偶発的な要素もありつつ出来上がったものでもあるのです。ジュエリーを身に着ける人へのメッセージ
普段からジュエリーを気軽に身に着けてほしいですね。ジュエリーはデザインもさることながら、着けやすく、危なくなく、心地よさなどの装着感を重視して選んで頂くことをお薦めします。また、ジュエリーはその人にとっての「宝もの」ですので、できればオーダーメイドで作ったものを身に着けていただきたいですね。量産物とは違う、納得いく世界に一つのジュエリーとの出会いを大切に。作家としても押しつけではなくて、身に着ける人とのコミュニケーションをよくとった上で、望んでいるものを作り出していきたいと思っています。
銀粘土の今後の可能性
私の作品を見てほっと安心できるような、癒される雰囲気を醸しだすジュエリーを作っていきたいです。同時にまた、より多くの人々に銀粘土の楽しさも伝えていきたいです。その銀粘土も、まだまだホビーの領域から出ない現状なので、アートの領域に入っていけるようにと日々活動をしております。私自身も今後さらなるアートジュエリー製作を通して、独自のジュエリー世界を追究していきたいと思っています。

純銀に美しい着色をほどこした北山博司のオリジナルアートジュエリー。独自の技法による、玉虫色などの不思議な彩りに包まれたアクセサリー等を展示・販売。エレガンスと繊細さが共存する小宇宙・北山博司のアートジュエリーをお楽しみ下さい。作品一覧
ペンダント \54,600
白くマットな純銀の土台の上に鮮やかな青や緑色の着色がほどこされています。シルバーと色彩との強い対比や独特な模様が渋くシャープな雰囲気をかもし出しています。

帯留め \63,000
日本的な美が感じられる上品な帯留め。花びらの金とルビーの合成石が使われている繊細な作品です。フォルムも独特。着物との相性もよく、チェーンを通してネックレスとしても使用できます。

イヤリング \47,250
大ぶりなシルバーイヤリングは、純金で模様が入っています。耳たぶにつけるとゆらゆらと揺れて、エレガントな存在感があります。

プレシャスメタルクレイ/作品集
彫金技術と融合させ、アートジュエリーの新境地を開いてきました。作品集では、多様な技法が凝らされた美しいのジュエリー作品の数々が収載されています。

今回はART BOXギャラリーで初のジュエリー個展を開催。黒を基調とした額装をはじめ、シャープな感覚の空間の中に色鮮やかなシルバージュエリー作品が展示されました。日本的な「和」を感じさせる繊細な作品、春の訪れを感じさせるやさしいジュエリー、男性作家ならではの渋く強い作品・・・。柔らかなフォルムと豊かな色彩から生まれた北山ジュエリーの様々な魅力を楽しむことができました。そんな北山博司さんが講師を務める当スクールでは、一年かけてシルバージュエリー製作を基本からじっくり丁寧に指導します。

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