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第18回ART BOX大賞展準グランプリ受賞を記念しまして、樋野黄平さんの展覧会が2月1日〜2月6日までART BOXギャラリーにて開催しております。何気ない日常の風景を柔らかな優しいタッチで描き、心温まる作品で魅せてくれます。才能あふれる若きアーティストの声をどうぞお楽しみください。


ART BOX大賞展に応募したきっかけ


僕は大きな絵をたくさん描くほうではないので、小さい絵でも出展できそうなコンクールを探していてART BOX大賞展を見つけました。また作品一点だけで審査するのではなく、ファイルや制作テーマ、複数の原画による審査など作家の全体像を見ていこうという姿勢に共感しました。

準グランプリ受賞の感想


コンクールに出展することが初めてだったので、受賞の知らせを受けた時は驚いたというか、あまり実感がわきませんでした。しかしギャラリーに行って打ち合わせをし、個展の準備が進む間に、自分の絵を多くの人に見てもらえるチャンスを頂けたことに実感を持ち、期待と喜びを感じています。
制作のテーマ学生のころはまだ自分の絵のテーマらしいものがなかったので、平面における形と色を問題にしたり絵の具の染み込が作る偶然の形から作品をつくってみたりといろいろ実験をしていたように思います。しかしもっと自分の生活から出てくる等身大の表現があるのではないかというもどかしさがあり、卒業と同時に京都へ移住し一人で制作を始めました。初めての見慣れぬ土地を新鮮な目で散策するうちに自然と身近な風景を描くようになりました。またその頃、日本画の掛け軸を描く仕事をさせてもらうことがあり、学生時代に親しんだ油絵の具とは違う岩絵の具の魅力も知りました。岩絵具の柔らかくマットな色を使いつつ、油彩的な重ね塗りによる堅牢な表現ができないものかと試行錯誤する中で今のアクリル絵の具と岩絵の具を併用する描き方に至っています。日々の生活の中でふと出会う風景に感じる美しさのようなものが、自分らしい方法で画面の上に作り出せたらと思っています。
今後の展望
作家として食べていけるようになるのが目標です。今までは個展を中心に活動してきましたが、今後は大作を中心にコンクールやコンペにも出展していきたいと思っています。しかしなによりも納得できる作品を作り続けることが大切だと思うので自分のペースで一枚ずつ進んでいきたいと思っています。

展示作品16点の中から3点をピックアップしてご紹介いたします。作品一覧


「道」
DMに使用されている作品です。
坂道の先に続く景色を見る者に想像させます。

「屋上」
夕暮れから夜空に変わろうとする空の色の美しさが印象的な作品です。

「雲の街」
煙突から吹き出す煙で雲を作り出す光景がなんともかわいらしい心和む作品です。

ずっと昔からみていたような穏やかな気持ちになれる作品には、ありふれた日常の景色さえもアルバムをめくっているかのような、なつかしさを感じさせてくれます。

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