TOP PAGE
   
書籍・ポストカードブック
作品
ギャラリー
エージェントシステム
アートスクール
公募展
コミュニティ
Googleでサイト内検索
書名・作家名
作品・作家を探す


参考作品を除く
条件を指定して探す

ビーズ作家
Studio Do(奥山さゆりさん・青木美穂さん)
■奥山さゆり:横浜市在住。フラワーデザイン講師として活動する傍ら、1980年代よりヒストリービーズに魅せられアクセサリー創作をはじめる。有限会社 スタジオ ドゥー代表取締役。

■青木美穂:世田谷区在住。1996年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業。大手ジュエリーデザイナー6年半勤務。第26回インターナショナルパールデザインコンテスト/デザイン画部門金賞受賞。第27回インターナショナルパールデザインコンテスト/デザイン画部門佳作。第28回インターナショナルパールデザインコンテスト/作品部門グランプリ。経済産業大臣賞。ビーズニュースコンテスト/入選。ビーズアーティスト展作家出品。DAN-GINZA-gallery-ART JEWELRYなど多数出品。

Studio Do [ビーズ作品集]
アクセサリーよりも高級感があり、宝石よりも華やかで遊びがある。そんなコンセプトで創られたビーズアクセサリーの数々。優しく優美な色使いのアクセサリーの数々は、フォーマルな席でも充分通用しそう。作品の他にリング・ネックレス・イヤリングのレシピも紹介。※全国書店・Amazon.com等で発売中

編集部に寄せられた感想ビーズアクセサリーのカタログという感じで、アレンジや配色のイメージを膨らませるのに良い本だとおもいました。(神奈川県/主婦)レシピだけの味気ない本と違い綺麗な写真がいっぱいで、アクセサリーを作れない私でも楽しめました。(東京都/会社員)

作品を本にまとめようと思ったきっかけを教えてください
ビーズアクセサリーの店を経営し約20年。コツコツとオリジナルの作品を作り続けておりましたが、数年前に大きなビーズブームが起こり、Doも少なからず影響を受け多くの作品が生まれました。Doらしい作品とは?作る側も見る側もなんとなく他のビーズアクセサリーとは違うと感じている漠然としたカラーを認識する為にも、そしてなによりお客様の声に応えるかたちとして作品集を出すことになりました。
本の反響はいかがでしたか? やはりビーズアクセサリーを作る方に圧倒的に反響がありました。私自身、特に趣味とはしていないガーデニングの本や建築の本でも見ているだけでもきれいで手元に置いておきたい、と思うような本ってあるのですが、他の人にも、「Studio Do」がそれであってくれたら嬉しいなと思うんです。多くの展示会で発表されていらっしゃいますが、出版後のお客さまの反応に変化などはありましたか?
明確に店のカラーや作品を提示できるといった点で分かりやすく、もともとお客様の要望も多かったのもあるので、多くのお客様にスムーズにStudio Doを認識してもらえるようになりました。題名をショップ名にしたところがよかったのでしょう。作品を1冊の本にまとめてみて、感じた事などはありますか? Studio Doのスタイルの再認識になりました。原点に返り、凝縮したかたちとして見えてきました。これからの方向性の可能性が広がり、出版後の作品作りにも幅が出てきたように思います。出版を考えている人へアドバイスなどありましたらお願いします。売ろうとする本ではなく、自分の作品を作る気持ちで出版にも向き合うとメッセージ性のある魅力ある本が出来ると思います。思い入れが強すぎて、協力してくれたART BOXの方々にはかなり負担をおかけしたような…。妥協せず納得したものを作れるか、だと思います。

最近の作品
ボリューム感があり、華やかですが落ち着いた色味なので、普段使いにも。素材:チェコビーズ・シードビーズスワロ・Pパール・糸針付き。

制作するにあたり、ビーズという素材を選んだきっかけを教えてください。
20年近くビーズに携わっているということに尽きます。ビーズの持つ可能性を模索し続け現在に至っています。クラフトやホビー的なビーズ作品と違い、どこか高級感のあるビーズ作品が特徴的ですが、ベースにしているイメージなどはありますか?
奥山がフラワーデザイン・青木がジュエリーデザインの方向からビーズの世界に入っているためか、概念的な手芸、ホビーのイメージに抵抗感があり、ビーズの持つ魅力は時として植物や宝石より勝るとも劣らない輝きを放ちます。その魅力を表現しかたちにしたいと常に考えています。
実際に店鋪で作品やキットの販売もされていらっしゃいますが、最近ではどのような作品が人気ですか?
ん〜、難しい質問ですね。ビーズアクセサリーって流行が早い面もあり、普遍的な面もありという感じなのでどんな作品が人気かと問われると全部、と答えたくなります。また、説明書を見ながら作るキットを買う方も来れば、完成した作品だけを買いに来る人、パーツだけ買う人、本だけ買う人、さまざまですね。
今も昔も個性的で、でも洋服に合わせやすく、邪魔しないデザインのものが人気です。
今後のご予定や展望を教えてください。
毎月新作レッスンを開講しているためそれが潤滑油となり日々作品を作り続け、定期的な展示会でも全体の中でのStudio Doの位置を確認でき、いい流れが出来ていると思います。自分がいい、と思うかたちを妥協せず作り続けていきたいと思っています。そしてきっとまた自然と集約されるときが来るでしょう…。

20年近く「ビーズ」という素材と向き合い、一つの区切りとして作品集を出版された奥村さん、青木さん。以前からの要望もあったとのことですが、たくさんよせられた出版後の反響はその後の作家としての活動や、運営されているショップなどにとってもよい転機となったそうです。作品づくりと同様、作品集も「自身が納得できるもの」を作り上げていった事が、一過性ではなく長く愛される本として、多くの反響を得続けているのではないかと思いました。
奥村さん、青木さんの今後の活躍に御期待下さい。

ページTOP  インタビュー一覧