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石を素材に躍動感溢れる作品を制作している荒木実。
十年ほど前から「りんご」に魅了され、りんごを
モチーフとした作品を多く発表しています。
そんな荒木先生から制作にまつわる興味深いお話を
お聞きしました。

プロフィール

1950 福岡県に生まれる
1977 東京芸術大学卒業
1979 東京芸術大学大学院修了
1996 第8回甲府まちなかの彫刻展 マケット入選 1997 第12回国民文化祭・かがわ97石のフェスティバル 入選 アートヒル三好ヶ丘 '97彫刻 フェスタ 優秀模型 洞爺湖国際彫刻ビエンナーレ '97 『LOVE』 村民特別賞 朝来2001野外彫刻展 in多々良木 '97 『love』町民賞 1999 洞爺村国際彫刻ビエンナーレ '99 『 カントリーロード』 入選 2002 アートヒル三好ヶ丘・彫刻フェスタ優秀模型 2003 第6回 石のさとフェスティバル・石の彫刻コンクール 『種子』入選 2005 個展「荒木実 石彫展」京橋ドウ画廊 2008 現代日本彫刻2出版記念展 銀座 ART BOX GALLERY

2008年7月27日より個展

個展開催にあたって

これらの作品の多くはマケットとして制作したものです。拡大したものをイメージして観て下さい。 私は最初「石」という素材に魅せられて、いろいろなテーマで石彫作品をつくりました。その中で私がこだわりを持って選んだモチーフが「りんご」です。石のりんごを作る中から「透明なりんご」のイメージが広がり、今私は 「透明」な形を追求しています。石彫作品の持つ重厚な造形と、透明作品の持つ神秘的な造形の両方をご覧下さい。展示作品の見どころ
今回の展示では旧作から新作まで、私の30数年間の歩みをまとめてみました。個々の作品を味わいながら、その変遷をたどっていただければと思います。

制作のテーマ

制作をするテーマに特に執着はありません。石彫はフィールドワークです。屋根はありますが、吹きさらしのアトリエからはいつも空が見えます。四季を通して移り変わる空模様は私の慰めであり、その造形は私の制作意欲をかき立てます。空模様に、私は心情的な喜怒哀楽を感じます。 また私は、水の流れや風の息吹など、自然現象にも惹かれます。「自然」の中に宿る「心情」的なものから作品を生み出せたらと思っています。『自然現象』・・・これが私のテーマと言えるでしょうか。

りんごをモチーフに作品を制作したのは・・・

「りんご」の造形に私は惹かれます。「りんご」は言葉を発しないけれど、私たちにたくさんのことを語りかけてくれます。また「りんご」はそこにあるだけで美しく、安らぎを感じさせてくれます。私は、そんな「りんご」をモチーフにして、いろいろな角度から表現したいと思ったのです。道ばたの石地蔵のように「りんご」のオブジェが町の景観の一部になれると思っています。


今後の展望

ものをつくり出すことは素晴らしいことです。多くの人に私の作品を見てもらい、見てくれた人に『力』を与えることができれば幸いです。これからもいろいろな「りんご」のあり方をテーマに制作を続けたいと思っています。

 


繁船ホテルの朝の歌
文学的な詩的なイメージがで非常に存在感が
ある代表的な石彫作品です。

LOVE
アンバランスでありながら美しい形のりんごの作品。
石彫で表現されたりんごの完成度の高さを
是非見ていただきたいと思います。

夢の中へ
石彫作品とは全く違った魅力を持つアクリルの彫刻
作品。光に照らされると色合いが様々に変化をする
神秘的な作品です。

作品一覧


現代日本の彫刻vol.2

現在活躍中の彫刻家の立体芸術−多様な技法と表現による現代的な仏像彫刻から象徴的なモニュメント、前衛的なオブジェなどを幅広く紹介、彫刻の全てを網羅致しました。

   

迫力と躍動感を感じる先生の石彫作品は、先生が望むように 見る者に力を与えてくれます。またアクリルでつくられた作品には、石彫とは全く違った魅力があり、先生の多彩な世界に驚きました。これからの益々の活躍を期待しております。

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