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2005年より審査方法が変わり、「存在」というテーマを定め、作品及び作品ファイルにて検討をいたしました。今回は、受賞記念展 Part2 として準グランプリに輝いた中村英生さんに普段の活動や今後の展望についてお話を伺いました。

プロフィール
2004年 東京藝術大学博士前期課程美術専攻日本画科修了。同年 敦煌莫高窟壁画模写が台東区買上げ。東京藝術大学博士後期過程美術専攻日本画科在学中。2001年 個展(銀座/柴山画廊)2005年 個展(日本橋/小津ギャラリー)
2007.2/6よりART BOX GALLERYにて個展

多くの公募展からART BOX大賞展を選んだのはなぜですか?
やはりなんと言っても、銀座で個展ができるからです。「公募ガイド」をみて、この公募展のことを知りました。受賞記念として個展を行う事についてはどう思われますか?
この公募展の応募のきっかけともなったように、具体的な発表の場となる個展には、とても大きな意味があると思っています。自分の作品が集まった空間にいると、自分の作品展開を振り返ることが出来るし、さらに今後の制作活動の構想が膨らんできます。Q3: 日本画を選んだきっかけを教えて下さい。
もともと絵を描いていきたかった、というのがあるのですが、油絵は実は臭いがダメで日本画にした、という消極的な理由があります。それと、やはり一番の理由は、日本画の描き心地の良さですね。絵の具がさらさらしていて水気が多いところが体にもあって、自分の表現したいことをより忠実に再現できていると思います。Q4. 作品テーマについて教えて下さい。
作品のテーマは主に、時間の経過とそれによる変化です。朽ちてゆくものと生命感のあるものが戯れた状態に強く惹かれ続けていて、そんな混沌とした状態を描いています。今は、作風の過渡期にいると自分で感じていて、金箔と鳥の組み合わせに新たな境地を見出しています。Q5. 東京藝大の博士過程では、普段どんな事をされていますか?
東京藝大日本画科模写研究室に属していて、敦煌莫高窟壁画模写を二年程かけて仕上げました。現在は、国宝源氏物語絵巻の模写に取り組んでいます。古典作品から得られることはとても多くて、技術の向上も含め、今の自分を造った大きな一部となっています。また、研究活動と併行して、二箇所で日本画を教えています。
Q7.今後の展望をお聞かせ下さい。
作品制作、展覧会活動等全て含め、これまで以上に活発にやっていきたいと思っています。いずれは海外でも活動したいと考えています。そのため、現代アートの動向は常に意識するようにしています。また、絵画だけでなく、映像の分野など多岐に渡る活動を展開したいですね。

時間の経過と変化…。中でも「錆」に焦点を合わせて、うつろいゆく存在達を描く中村英生の作品。今回は、新作を含む計12点を2週間に渡り、展示・販売いたします。作品一覧
ハンガー \420,000
新しいもの、錆びたもの、使い古したもの、様々なハンガーとドライフラワー。それらに対比させるように、生命漲る小鳥が描かれています。時が混沌と入り混じった作品です。

錆に座る \189,000
画面のほぼ全体に描かれる、錆びの浮いた塀に座った人の素足がぼうっと浮かび上がって見えます。構図の面白さもさることながら、意匠化された錆びのパターンが印象的です。

錆に飛ぶ \63,000
金箔をふんだんに使い、酸化鉄をベースとした顔料を「錆び」に見立てて仕上げた作品です。中村作品の新境地です。

ART BOX大賞展について
ART BOX大賞展は、新人アーティストの登竜門として意欲的なアーティストのサポートを目的とする公募展です。
次回 は'07.6.30応募締切 第16 回 結果
※月刊ギャラリーに紹介されました。

磊落(らいらく)な人柄の中村さんとはある意味対照的な、細やかで繊細な作品たち。古典作品の模写で培ってきた、伝統を継承した技術と、現代の感覚が融合する中村さんの作品展開にこれからも目がはなせません。また、この中村英生展に引き続き、許南哲展、芹田紀恵展にもご注目ください。

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