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08年度 第18回 ARTBOX大賞展 結果


審査は8月12日に銀座ARTBOXギャラリーにて相笠昌義(画家・多摩美術大教授)、 藤田一人(美術ジャーナリスト)、 きづかあきよし(ARTBOX大賞展主宰) の3名によって行われました。





「クライシス」
白藤さえ子 SHIRAFUJI SAEKO

プロフィール
1985年 山口県出身。
現在東京学芸大学大学院在学中。
受賞のコメント この度グランプリという素晴らしい賞を受賞出来、感激と驚きで胸がいっぱいです。 私は、兼ねてより人間の実存の探求というある種哲学的ともいえるテーマに興味を持ち、その具現化を目標として人物画を中心とした制作を続けて参りました。
受賞に歓喜するだけでなく、今後も絵画技術の会得と向上に努めるとともに、より深い絵画精神の追求を目指して、日々邁進していきたいと思っております。
最後に、日ごろ様々なご支援をはじめ、支えてくださった皆様方に改めて深く感謝の意をお伝えしたいと思います。ありがとうございました。






「道」
樋野 黄平
1981年?島根県出身。
2004年?日本大学芸術学部美術学科卒業。
今回、自分の絵が準グランプリに選ばれたことを大変うれしく思っています。
またこれをきっかけに自分の絵が多くの方に見ていただけることに喜びと同時に責任も感じています。
今まで絵を描いてこられたこと、そして支えてもらった周りの人たちに感謝をしています。
今後も自分の絵を描き続けていきます。ありがとうございました。



「白樺」
松井 敬樹 MATSUI HIROKI
1985年 長野県出身。
2008年 東京工芸大学芸術学部デザイン学科卒業。
この度はARTBOX大賞展準グランプリを受賞させていただき、ありがとうございました。
「白樺」は生きるということの儚さ、またそれでいながらも力強さを持っているところを表現しようと制作しました。
私の作品の前に立ったとき、生きる儚さと生きる強さを感じていただけたら幸いです。




「girl in mind」
水口 舞
1984年 静岡県出身。
2008年 東京藝術大学美術学部 油画専攻卒業。
こういったコンクールでの受賞ははじめてなので、作品を評価して頂けたことや、みなさんに作品を観てもらえる機会を戴けたことを大変嬉しく思っています。
この受賞を励みに、これからも作品の世界観を磨いていきたいと思います。
ありがとうございました。


結果と総評
賞候補15名の原画4点とテーマのコンセプト、個展の展開、他の作品10点以上の提出されたファイルにより、審査が行われた。
会場となったARTBOXギャラリーは作品の60点で満杯の出展だったが、作家毎に展示され、また一望のもとに全てを近くに見ることができると、審査の先生方に好評であった。
激戦の中から、最終的に4名の入賞者が選抜された。

今年グランプリとなった白藤さえ子さんの「クライシス」。祖母を描いた作品は迫力、インパクトで他を圧倒した。審査員のちょっとストレートかも、との意見もあり、ファイルをチェックすると、群像や静物もよく、作品の質、量も申し分なく充実しており、今後が期待できると見事に大賞に輝いた。

準グランプリはそれぞれが個性的であった。
樋野黄平の「道」。何気ない平凡な風景にこめられた表現者の視点に。
松井敬樹の「白樺」。ほの暗い気配に浮び上がる樹々や花々。
そして水口舞の「girl in mind」。女性をモチーフにした独特の存在感。浮游感が感じられ、他とは異なり際立っていた。


今回は受賞者全てが20代いう結果に驚いている。
ARTBOXの原点に戻ったような気がする。
しかしこれからの展開と可能性を考えると、この若さと試練の時が十分にあることは羨ましい限りである。 皆さん、おめでとう。 受賞記念展での活躍を心から期待しています。

また、惜しくも入賞を逸した皆さん、独自の表現力を磨いてまたのご応募をお待ちしています。

ARTBOX大賞展事務局


授賞式の様子

 
グランプリ受賞者白藤さんの、東京・銀座ARTBOXギャラリーでの個展の様子。


メディア露出

         
各メディアからも注目高いARTBOX大賞展。グランプリ受賞者の白藤さんにインタビュー依頼が舞い込みました。
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