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コメント まえがきより抜粋:LAPU-LAPU CITYはセブ島の玄関であるマクタン島のなかにある。1986年に始めて仕事で訪れ、すっかり環境が気に入って、気がつけばこの10年間で50回もこの島を訪れていた。前回訪れたとき知人のひとりから食事の招待を受けた。食事といっても砂浜で、採れたばかりの魚介類を焼く、素朴なバーベキューパーティー だ。そんなとき、彼らの使っている、縁が欠けた食器をみてふと感じた事がある。いったい何年使っているのだろう、日本の家庭であればとうに捨ててしまうような古ぼけた食器を、この島の人たちは、一家で大切に使い続けている。この島の人たちは食器にもある種の『愛』をもって接しているのではないか。そう気付 いたとき、それまではただ薄汚いとしか思われなかった食器が、なぜかこのうえなく美しいものに感じた。その日、この島に住む人たちを撮影したいと初めて思った。この小さな島と、それを取り囲む海の自然は、住む人々に生きるための幸を約束してくれる。それに身を任せるように生き続けてきた人たちがいる。彼らはずっと遠い過去から同じように生き、また、遥かな未来にもやはり同じように生きていくのだろう。彼らの穏やかな表情は永遠にこの島に残るだろう。
 
古川春彦 略歴 1960年東京都生まれ。1980年東京写真専門学校入学。1983年雑誌グラビアを主に活動を始める。1985年有限会社ライツ設立。 <主な著書> 1994年写真集「PichiPichi」桜桃書房。1995年写真集「HARU YO KOI」英知出版。フォトCD「古川春彦作品集」メディアザウルス。1996年写真集「PLEASE」フロム出版。1997年写真集「かりん」英知出版。 1997年写真集「TUGUMI」フロム出版。
編集部より フィリピン・セブ島の玄関口、マクタン島にあるラプラプ。美しい光と海の島での穏やかな生活。そこに住む人々の幸せに満ちた表情を捉えた写真集。 
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