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イラストレーター 川副美紀さん   野菜
今回ご登場いただくアーティストは、川副美紀さん。
植物、雑貨、料理、インテリア、動物など生活の身近なシーンをモチーフに、女性ならではの繊細で華やかなタッチの水彩で描いた作品が大変好評です。

広告、出版、パッケージ、TVCM、食器、レターetc.と多彩なジャンルのイラストの仕事を手がけ、その優しく暖かい作風の作品世界が人気の川副さんに、数多く手がけられてきた植物画を描くようになったきっかけと植物画の魅力について、また、生活の身近なシーンを描いた作品が多い川副さんに普段の生活で意識していることなど、気になる事柄をいろいろとお伺いしました。
 
     
Q1.『NEW Illustrators FILE』掲載後の反響はいかがでしたか?   イラスト制作依頼
略歴:
女子美術大学デザイン科卒業。在学中、日本のイラストレーション展/入選・雑誌賞。ギャラリーハウスMAYAにて展覧会を2回開催。趣味のガーデニングや食べ物をテーマに、イラストルポを雑誌などに掲載。著書に、お菓子の歴史を絵本にした『ケーキ物語』『クッキー物語』(講談社刊)、アルバム絵本『赤ちゃんスウィートメモリー』(梧桐書院)など。
「イラスト原画ではなく、実際に仕事で使われた形(レイアウト、デザインされた状態)で掲載された方が良いのでは」という意見がありました。  
     
Q2.その他に、仕事を得るために特別な営業活動はしていますか?
『イラストレーションファイル』(玄光社刊)に作品を掲載しています。  
※イラストをクリックすると拡大画像がご覧になれます。
   
Q3.今の作品のテイストに落ち着くまでに苦労した点、改善した点などはありますか?  
透明水彩絵の具を使用のため、紙質や印刷条件によって原画通りに色が出ない場合があり、時に応じてガッシュやパステルなど、他の画材も併用するようになりました。  
     
Q4.植物画を数多く手がけられていますが、植物画を描くようになったきっかけと植物画の魅力について教えてください。
植物は見るのも育てるのも好きだったからです。やはり、好きなモチーフが一番のびのびと描けます。また、植物は自分を主張しすぎないところが好きです。
 
Q5植物、雑貨、料理、インテリアなど生活の身近なシーンをメインにイラストの仕事をされていますが、普段の生活で日頃から特に意識していることなどはありますか?
雑誌のページや広告などで参考になりそうな写真を切り抜いて、テーマ別にスクラップブックを作っています。
 
Q6今まで手がけてきた仕事の中で、特に印象に残っているものがあれば教えてください。
ある雑誌の仕事でガーデニングのイラストルポを連載していた時に、オランダに取材旅行に行かせてもらったことが特に思い出に残っています。
     

集英社のWEB文芸サイト「RENZABURO」
連載小説の扉絵
   

Q7影響を受けたアーティストや物事はありますか?
ヨーロッパやアメリカの、大人のための料理やガーデニングの絵本。
 
Q8これまで、一番大変だった仕事は何ですか?
急な仕事で、一週間で100点ぐらいのカットを描いたことです。他の仕事で忙しかったのですが、以前とてもお世話になった編集者の方の依頼で、どうしても断れなかった仕事でした。
 
Q9.クライアントへの、自分の作品のPRポイントを教えてください。
透明感のある水彩画で、生活の中の身近なモチーフを描いています。
 
Q10.これから挑戦してみたい仕事や作品のテイストを教えてください。
子供のための教育的な絵本や、大人のためのイラストルポのような絵本を時間を掛けて作ってみたいです。


■主な画材:透明水彩絵の具。
■制作期間:内容によります。
■データ入稿:可能です。
■今後挑戦したいこと:Q10の回答の通りです。
■クライアントに一言:
仕事の内容によってモチーフをリアルに描いたり、ソフトに描いたり表現方法を調整しています。




イラスト制作依頼



エージェントより

「植物は見るのも育てるのも好きだったからです。やはり、好きなモチーフが一番のびのびと描けます。また、植物は自分を主張しすぎないところが好きです」というように、日々の暮らしに彩りを添える花々、そんな可憐な花々の美しさに魅せられ植物画を数多く手がけてきた川副さん。
そんな川副さんの描く、生活の中の身近なシーンをモチーフにした存在感のある静物画のイラストは、透明水彩絵の具やガッシュやパステルなどを使用した明るく鮮やかな色彩が特徴で、その精緻で優しいタッチの絵柄は見る人にほっとした安心感を与えてくれます。
また、「ヨーロッパやアメリカの、大人のための料理やガーデニングの本」に影響を受けたという川副さんは、これまで趣味のガーデニングや食べ物をテーマにイラストルポを雑誌に掲載したり、お菓子の歴史を絵本にした本を出版したりと幅広い分野で活躍中です。現在も、昨年から『NEW Illustrators FILE』への掲載がきっかけで、集英社のWEB文芸サイト
「RENZABURO」(URL : http://renzaburo.jp)の連載小説の扉絵の植物画を好評連載中の川副さんの今後の抱負は、「子供のための教育的な絵本や、大人のためのイラストルポのような絵本を作ってみたい」とのことで、表現手法が巧みで、イマジネーション溢れる川副ワールドの更なる進化が今後どんな展開を見せてくれるのか、期待せずにはいられません。